医師や研究者は『有酸素運動と筋トレを…』と言いますが、デイサービスの利用者は足が不自由で、有酸素運動のできない人が多いです。そのため、デイサービスでは絵を描いたり、工作をするだけの事業所が多くあります。これもリハビリですが、時間を費やしすぎて一番大事な体を動かすことを忘れてはいけません。

高齢者は、元気でいたいと望んでいます。そのためには、やはり有酸素運動と筋トレができる環境づくりに積極的に取り組む必要があると思います。

近年、介護予防のリハビリメニューに油圧式マシンを取り入れる事業所が増えていますが、その有用性には早くから気づいていました。約26年に及ぶアメリカ生活を通して知ったサーキットトレーニングと油圧式マシンを持ち帰りました。それを日本人向けにアレンジし、さらに母親のために多機能機器を開発したことが、介護予防事業をスタートするきっかけになりました。

現在、日本に普及している油圧式マシンの多くは海外製品ですが、日本人の体格・体力に合わなかったり、なかには油漏れするような粗悪品もあります。また、修理などの問題が生じてもその都度部品を生産国から取り寄せなければいけません。

現在、リハビリ・運動機能回復に優れたオリジナル多機能油圧式マシン『All in One』シリーズに注力しており、これまでに従来タイプの油圧式マシンを含めれば累計2,300台以上を納入しています。

理学療法士や各方面の専門家、ユーザーの声を取り入れて常に改良を重ねているので、介護事業所でも高い評価を得ています。油圧マシンを導入した際、まず職員の方が試されるのですが、反応は総じて好評です。

おもり（ウエイト）式筋トレマシンを導入していらっしゃる施設からは、

・油圧式マシンのほうが使いやすい ・利用者様が喜んで使ってくれます。 ・安全で関節に優しいのが良い。 ・筋トレにも有酸素運動にもなる。 ・安全で簡単に使えるのが良い。
などのお声が届いています。

最近では、新機種のType Ｄ納入にあたり、ペダルの位置などで注文が出たので、その声を持ち帰り、再調整してまた試験。
このような個別の柔軟な対応も、支持を受けている要因のひとつと思われます。

適切なリハビリを行えば、お年寄りは必ず元気になります。要介護3で弊社のマシンを使用して改善した人もいらっしゃいます。
関係者の方には是非、あまり事なかれ主義になりすぎることなく、積極的なリハビリに取り組んでいただきたきたいと思います。